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◆はじめにどうも!EN博参加者のタクシーです。今回は簡単にできる、フォトショップを使ったイラストの描き方をご紹介したいと思います。 「イラストの描き方」などと偉そうなことを言っていますが、デッサンや色使いは僕ごときが人に教えるのはちょっと無理なので、今回はあくまで「イラストを描くときの、フォトショップの使い方」ということでよろしくお願いします。 絵は割と描けるけどアナログ専門の方や、デジタルで作業率アップを図りたい方、暇だしちょっとやってみたい方は参考になるのではないでしょうか。 また今回お伝えするのはフォトショップだけでなく、大抵の絵を描くソフトウェアでは共通の基本的な事ですので覚えておいて損はないと思います。 フォトショップはバージョンや種類によって、若干の見た目の差はありますがまあ大丈夫だと思います。なるべくシンプルに分かりやすく書いていきたいと思います。 ◆ちょっと勉強まず、フォトショップで絵を描く時に、1つ絶対に覚えておきたいことがあります。 それは「レイヤー」と呼ばれるものです。 これはアニメのセル画のように、一枚の絵を透明の紙を重ねて描いているものと思ってください。 これがなぜ便利かというと、(上の絵の場合)背景、車、人、ばらばらに修正できるということです。 紙に描く場合、人物を修正する際に背景も一部消さなければいけないことが良くありますが、フォトショップではその心配はありません。修正が必要なレイヤーでだけ作業をすればいいのです。 また、塗る順番を考えなくていい、というのもフォトショップを使う一つの利点です。 紙に描く場合、広い背景や薄い色をまず塗って、中間色、濃い色・・・と頭で流れを整理してから塗る必要があります。しかしフォトショップなら、後から影レイヤーを重ねたり、背景レイヤーを下に入れたり、順序を入れ替えたりすることができるので、色塗りの順番はそこまで神経質にならなくても大丈夫です。 ◆実践ではレイヤーを覚えたところで実践に入りたいと思います。 1 画面右下あたりに「レイヤー」とかかれたボックスがあると思います。それがレイヤーを操る「レイヤーウィンドウ」です。(表示されていない場合は、上メニューの「ウィンドウ」から「レイヤー」を選択)すでに「背景」と描かれた欄があると思いますが、僕は基本的にココには何も描き込みません。 2 それでは、まず下書きを描くのですが、これはスキャンしたものでも、タブレット等で直接描き込んでしまってもどちらでもかまいません。背景レイヤーの上に「レイヤー1」を作って下書きをしましょう。 3 描き終わったら、次は色付けです。下書きはうすーく見えてればいいので、レイヤーウィンドウの「不透明度」と書かれた欄を10%くらいにします。そして、その下に「レイヤー2」を作ります。 4 では色塗りに入ります。これはもう好きにやっちゃってください。ツールのブラシを選び、好きな色を選びます。(表示されていない場合は、上メニューの「ウィンドウ」から「ツール」を選択) ブラシツールの基本的な使い方は、遊んでいるうちに分かると思うので省かさせてもらいます。 5 そして「レイヤー1」のうすーい下書きを参考に好きな色をつけていってください。 6 ここからがフォトショップの見せ所です。まず、「レイヤー1」の目のアイコンをクリックします。すると、もう不要のうすーい下書きは非表示になります。 そして色をつけた「レイヤー2」の上に影をつける用の「レイヤー3」を作成します。そしてレイヤーウィンドウで「通常」となっている欄(レイヤーモードという)を「乗算」に変更します。 7 「乗算」にセットしたレイヤーに影を描きます。ここも好きなようにやってもらったらいいのですけれど、影は薄めの色を使った方がいいと思います。 8 だいぶ、それっぽくなってきましたね。影を書いたので次は光でしょうか。さっきの影用の「レイヤー3」の上に「レイヤー4」を作ります。そして光やしわ、ワンポイントなどを入れます。微調整のためのレイヤーだと思って下さい。 9 後は、絵の下にレイヤーを作って、好きなバックグラウンドを描いたりして完成です! ちなみに僕は実線を消していますが、表示したい場合は、工程2の「不透明度10%にする」を省いてください。尚その際に、スキャンした画像を使う方はレイヤーモードを「乗算」にセットしてください。 どうでしょう。今回のフォトショップを使ったイラストの描き方。参考になったでしょうか。細かい点は省きましたが、僕がブログに載せているイラストは基本的にこの流れで出来ています。 こちらに今回のイラストの発展系『猿のイラスト 「マンドリル」』をアップしていますので、よかったらご覧下さい。 それでは、またいつの日にか!
by artbloggers
| 2008-04-05 13:11
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